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97年の「Secada」以来3年振りの新譜。最近はトンと名前を聞かないと思っていたら実に元気な歌声を聴かせてくれた。95年には映画で大ヒットした「グリース」のミュージカルの主役を勤め、同年発売されたベタベタバラード満載のスペイン語アルバム「Amor」は、ポップス部門ではまったく話題にならなかったが、ラテンチャートでは大ヒットし、グラミーでベスト・ラテン・ポップ・パフォーマンスを受賞。99年、大ブレイクしたリッキー・マーティンの「She's
All I Ever Had」で曲作りとプロデュースを手掛けるなど活躍を続けている。92年、鮮烈なデビュー曲「Just
Another Day」もポップスの甘さにラテンの哀愁を漂わせたメロディをダンスビートに乗せるという斬新な作りだったが、その後、リッキーやジェニファー・ロペス、エンリケ・イグレシアスと着実にラテン・サウンドをポップ・フィールドに広げ、ここに来て満を持してジョン・セカダの登場である。まず、1曲目から驚かされる。まさに昨今のラテン・ポップを締めくくるような出来映えの「Stop」。十分にヒットを狙えるインパクトのあるナンバー。この曲はスペイン語バージョンの「Asi」を含め6バージョンが収録されるという力のいれよう、というかここまでやられるとさすがに飽きる(ども各バージョンで色々な顔を見せてくれているので、それはそれで良いとも言える)。また、お約束のセカダ節バラードは「Lost
Inside Of You」で堪能できる。タイトル曲なども完成度は高く、レベルも高いが、やや昨今のラテン・ポップ(メジャー・ヒットした)を意識し過ぎかな。本来のセカダ節とも言えるマイナーな響きがやや影を潜めてしまい、それが残念。(小松)
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