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ある種Sealには有機的な要素と無機的な要素の奇妙な合体を感じる。Sealのアルバムにはストリングスや生ギターのカッティング,それに言葉以上に含みを感じさせるヴォーカル等に代表されるアコースティックなパーツが多用されている。ところがそんな構成にもかかわらずエレクトリックな臭いも感じるのだ。これは人工的な音の空間美を創り出すことに巧みなTravor Hornの働きが大きいのだがこのアルバムでも二人の相性は非常によい。本作はタイトルどおり非常にユニヴァーサルな視点から生み出された歌で構成されているが,こうしたスケールの大きなコンセプトにも大袈裟で余剰感のあるサウンドに陥ってないところはさすがベテランのHornといえよう。Sealの肉感的で情感のあるヴォーカルもHornによって微妙にイコライジングが施され,その表情を時折変えながらバックの工業的な臭いのするバラードやダンスビートと無理なく一体化している。Sealの歌の世界をイメージできるとすれば,本作の印象も一層高まるだろう。(信沢)
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