SASH!

TRILENIUM (2000, Multiplay)


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全英チャートでは出す曲出す曲すべて2位というヒットメーカー、サッシュ!の3作目。いつもどおり曲毎に異なるヴォーカリストを採用していて、特に前作で「Mysterious Times」を歌ったティナ・カズンズとの相性はかなり良いらしく、今回も「Just Around The Hill」で歌っている。この曲は10ccの「I'm Not In Love」を思わせるスロー・ナンバーだけど、ダンス・ユニットがこういう曲をつくるのは珍しい。それと、全体的に歌ものの比重が増えているし、「Together Again」のように日本のアイドル歌手が歌ってもおかしくないほどポップな曲もある。でも、これはやりすぎじゃないかなあ。確かに今までのアルバムの中では一番聴きやすいけど、その分持ち味だったトランスのキレの良さが後退している。単にポップなだけなら、ヨーロッパにはアイドル歌手がいっぱいいて、みんなそれなりに良い曲を歌っている。一方でトランスやハウスの世界では、次々と若手が成長してきてる。だからこの世界で生き残るために、ポップとトランスのバランス感覚を売りにしてるのだろうけど、今回はそのバランス自体が崩れてる気がする。そんなわけで「NOW!」なんかで彼らの曲を気に入った人は、この後出たベスト盤の方がおすすめ。 (松本)



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