SALAD

ICE CREAM (1997, Island)

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 このアルバム・ジャケットにこのタイトル、そしてこのバンド名とくれば極甘のキャンディ・ポップスを想像してしまう人も多いだろうが、ここで聴かれるのは甘さのかけらもない、ストイックでダークなサウンドである。デビュー作はアルバムとしてはやや散漫な印象も否めなかったが、本作の充実ぶりはバンドとしてのスケール・アップを物語っている。まず演奏がビシッと引き締まっているのが圧巻で、強靭さとしなやかさを格段に増した音が鼓膜を直撃してくる。先行シングルだった「I WANT YOU」を外してきたのは意外だったが、それはキャッチーなメロディーに頼らずとも、このタイトで緊張感あふれるバンド・サウンドだけで聴き手を引き込めるという自信があったからだろう。全く隙の無い、研ぎ澄まされた演奏は本当に気持ちいい。さらに艶と妖しさを深めたマリーンのヴォーカルももちろん文句無し。今のシーンではこういった80年代ニュー・ウェーヴを継承した音には居場所がないのかもしれないが、個人的には大好きだし、もっともっと突き詰めていってもらいたい。(野坂)



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