SWV

RELEASE SOME TENSION (1997, RCA)

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 うーん、というのが一聴しての印象。前作からあまり間を置かずに放った新作は、全12曲中8曲に当世売れてるラッパーをフィーチャーし、プロデュースも従来のプロデュース陣に加えてショーン”パフィ”コムズやティンバランドらを配するという、万全の売れ筋仕様。確かにスヌープとのトラックではレオン・シルヴァーズの『Misdemeanors』のサンプルがはまっているが、全体的には主役であるはずの彼女らの切れ味が弱い。今ブラック・シーンで最高に輝いてる連中とやりたい気持ちもわかるし、彼女らが頑張っているのも伝わるのだが、いかんせん従来のSWVマジックが満喫できる瞬間は少ない。かえってトラック作りに彼女らの意向が反映されてると想像されるスヌープやE-40とのトラックなどの方に「おっ」と思わせるものがある。彼女らの本領は、R&Bとヒップホップとの狭間の、卓抜な歌唱力に裏打ちされたアーバン・ポップ・R&B(何じゃそりゃ)とでも言うべきところだと思うので、結果的に中途半端となってしまっている今回はやや残念。その中でも、リル・シース(ジュニアM.A.F.I.A.)との『Love Like This』や『Rain』のようなSWVの真骨頂を感じるトラックは絶品。(阿多)


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