|
前作『Paulina』がラテン・アルバム・チャートの年間1位になったパウリナ・ルビオがシャキーラに追いつけ追い越せと英語圏デビュー。しかしながらシングルが41位、アルバムが11位と、どちらも微妙な売れ方になってしまった。が、知名度向上にはかなり効果があったようで、リリース以降は様々な雑誌のカバーを飾ったりしている。この人はシャキーラ以上に英語とスペイン語との落差が激しく、英語だと全く抑揚のない機械的なロリ声になってしまう。だから1stシングルの「Don't Say Goodbye」やキッス「I Was Made For Loving You」のカバーなどを聴く限りは2流のユーロビートシンガーのようだ。ラテン・ナンバーも収録されているが、サウンドとヴォーカルがいまいちマッチしていない。が、同じ曲でもスペイン語で歌うと雰囲気は激変する。もう声を腹から出してますという感じで、声量も違えば感情の込め方も別格で、とても同じ人が歌っているとは思えない。アルバム終盤には前作からの代表曲がいくつか収録されているが、さすがに年間1位は伊達ではないなと思わせる出来。別にラテンでもポップでも何語でも良いと思うけど、英語ポップならもうちょっとそれなりの作り方をしないと。まあ英語圏デビューというよりシャキーラみたいにセレブ・デビューのつもりだったのかもしれないけど。(松本)
|