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ソウルフルなジャケットから期待はしていた。案の定,これはいいい,とイントロを聴いて唸ってしまった訳だが,全編期待を裏切らない内容にはさらに驚いた。Pete Rock & C L Smoothとしてならした二人組の片割れであり,トラック担当だったRockのソロ作。ソウルミュージックをシブくコスリまくるRockのセンスには以前から非常に感じるものがあったのだが,本作での音作りも実にソウルフルでシブい。表層はソロのお披露目ということで派手なプロダクションが施されているが,よく聴いてみるとじつにこれがコダワリの感じられる職人芸的な味がある。聴いた後の余韻がまた格別なのである。もちろん,注目すべきはトラックだけではない。Smoothのラップもよかったが,ここで登場する個性豊かなゲストMCが繰り広げる華やかなマイクさばきの連続の前では影が薄くなる。このMC陣,独立作としてのご祝儀ということもあってか非常に多彩であるが,Pete Rockは柔軟に対応する能力があるようだ。本作の出来からすると今後の活躍も大いに期待できるだろう。(信沢)
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