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TWISTED ANGEL
(2002, Curb) |

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華麗なる転身とでも言えようか。それほど今までのリアンに対するイメージを一掃するようなアルバムだ。これは、既にカントリーの域を越え、ポップ・フィールドへ脱皮している。その点で、シャナイア・トウェインやフェイス・ヒル等のように枠組を超えて「聴かせる」アーティストへと大きく羽ばたいたと言えよう。メジャー・デビューから6年経つものの、まだ20歳の若さである。この年(02年)2月に結婚し、名実共に両親の庇護から脱却し、独り立ちしたリアンの気概が感じられる。新たな旅立ちのパートナーとして選ばれたのがリッキーマーティンボン・ジョヴィなどでも知られるデズモンド・チャイルド。彼の参加によって、全体的にはアコースティックな部分を獲りこみながらも、少し憂いのある泥臭いメロディを仰々しいオーケストレーションが盛り上げる、という典型的なデズモンド節が展開される。並みのアーティストでは消化しきれないはずだが、ここはさすが天性の歌唱力を持つリアン。きっちりと自分のスタイルにして歌いこなしている。また、自分でもソング・ライティングに関わるなど、成長を感じさせる。そんな本人が詞を書き、力強いブルース・ロック仕立てのタイトル曲は、まさに両親からの独立宣言。ロックあり、ダンスあり、バラードありと多彩な面を見せつけてくれる。ただ、ポップ・フィールドで生き延びるには同世代のライバルが多すぎる。歌唱力だけでは生き延びられないこの世界。この先の展開を注目したい。(小松)
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I NEED YOU
(2001, Curb) |

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「Can't Fight The Moonlight」でルックスの変化とともに今までになくポップ寄りのアプローチが話題になったリアン。これまでのアルバムはやたらとカントリーのスタンダード曲のカバーなどで占められていてポップスからリアンのファンになった人にはキツめのものが多かったが、今回のアルバムは「コヨーテ・アグリー」からの2曲、「アイーダ」でのエルトンとのデュエットというサントラ曲が収録されているうえ、良質のポップバラードが詰まった内容で思わず欲しくなりそう。一番カントリー風に聞こえる「 L ove Must Be Telling...」ですらロックとして聴けてしまう。「Can't Fight〜」と同じく「コヨーテ・アグリー」に収録されていた「But I Love You」は可愛さの残る歌い出しがちょっといつものリアンと違う雰囲気で新境地。「You Are」はオリジナル曲はゴスペルながらエレポップ風のサウンドで軽く歌っている。「Soon」はダイアン・ウォーレンの書き下ろしで、美しいメロディー展開が印象的。「Together, Forever, Always」はリアンが一人で書き下ろした曲で、いつも「歌わされて」いるパターンの多かったリアンの方向性を読み取る上で貴重な1曲かも。実はこのアルバム、リアンの意志に反してレーベルと父親が発売してしまったといういわくつき。リアンは「買わないで」と言ってるが皮肉にも充実作だったり。(中村)
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SITTIN' ON TOP OF THE WORLD
(1998, Curb) |

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オリジナルアルバムとしては2枚目となる作品。取り上げられているレパートリーにはアマンダ・マーシャルのペンによるアルバムタイトル曲や、ジャン・アーデンが96年にヒットさせた「Insensitive」などユニークなものもあるが別に音楽的な意図があるわけではなく、プリンスの「Purple Rain」のカバー(!)やお約束のフォスター&ウォーレンもの、一緒にツアーを回っている(恋仲も噂されている)ブライアン・ホワイトとの共演曲、その他のオリジナル等と共に現在行われているツアーでよくやっている曲を収録してみましたという感じ。相変わらず歌は素晴らしいし、これまで弱かったサウンド面もかなりの改善が見られる。でも何かちょっと違う。普段他ジャンルの音楽を聴き慣れている耳には、この娘は非常に保守的な“あっち側の人”という印象が強い。今後コンテンポラリーなカントリーがどんどんミクスチャーな方向に向かっても、この人だけは古めかしい芸能界的世界を守っていくんだろうな、このジャケットのセンスと同様に。まあ、そういう人も必要なんだけどね。(八亀)
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YOU LIGHT UP MY LIFE - INSPIRATIONAL SONGS
(1997, Curb) |

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「企画ものから脱却したセカンドアルバム以降に期待。」と僕が彼女のファーストアルバム評で書いたのは一年前のこと。その期待も虚しく、セカンドアルバムはデビュー以前の録音を集めた「Early Years」であった。“天才少女のそれ以前”とはいくらなんでもシャレがキツ過ぎて僕は聴く気が起こらなかったが、そのアルバムの大ヒット(!)に続いて出されたのがこれで、またもやキリスト教ネタの企画物。内容はタイトル曲を始め「明日に架ける橋」「ローズ」といったお馴染みの曲のカバー(ラブソングでも「これは神様のことを歌ってるんです」と言われるとなんとなく納得できてしまうのが妙だ)にオリジナル曲を加えたもの。大ヒットした「How Do I Live」以下彼女の歌は本当に素晴らしい。しかし前にも書いたが、サウンドがねー、古臭いんです。今後ジャンルを超えた評価を獲得するにはここら辺がポイントとなるのでは? なおアルバムの後半には「God Bless America」とアカペラの「Amazing Grace」「National Anthem」とアメリカ人にとっての精神的・実質的な国歌を収録。彼女の国民的歌手化計画は着々と進んでいるようです。(八亀)
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BLUE
(1996, Curb) |

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シングルカットされたアルバムタイトル曲は曾てPatsy Clineのために書かれたという曲、録音はあのNoman Petty Studio他、更にカントリー界の伝説、Eddy Arnold(まだ生きているのか?)と超古典「Cattle Call」をデュエットと、非常にノスタルジックな雰囲気が漂う企画ものっぽいアルバム。このアルバムの主役LeAnn Rimesは録音当時まだ13歳の少女だったそうだが、その歌声は年齢からは信じられないほど堂々としたもので、この脅威の新人に初めて出逢った聴衆の反応が如何に熱狂的なものであったかは、シングルがカントリーとしては異例のポップチャートのTOP40入りを果たしたことからも窺い知ることができる。さて、アルバムの内容だが、その「blue」をはじめとする歌い上げ系のバラードは流石ちびっこのど自慢チャンピオン(??不明)的風格が感じられるものの、アップ系の曲はサウンドプロダクションが凡庸な感じでいま一つ。とりあえず企画物から脱した次作以降に期待か?(八亀)
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