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WE LOVE LIFE
(2001, Island) |
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苦節17年の無名時代を経て「Common People」や「Disco 2000」が大ヒットした頃は、イギリスの国民的バンド、なんて言われたりしてたっけ。その勢いで次作もヒットしてたけど、約4年の歳月を経た本作までは、その勢いは持続しなかった。ただ、商業的には不振だったこの作品も、評判は悪くない。少なくとも「やりすぎ」と評判の悪い前作「This Is Hardcore」に比べると、パルプらしさが戻った、というのが大方のファンの意見のようだ。
パルプは、「らしいメロディ」が書ける、数少ない貴重なバンドだ。「いい曲」を書ける人はたくさんいても、アレンジや歌い方ではなく、旋律そのもので「らしさ」を表現できる人は貴重だ。今回は地味めな曲調の作品が多いが、やっぱりその旋律は、たまらなくパルプらしい。地味なんだけど手堅く、よく出来てるという意味で、またアルバム全体のコンセプトからも、キンクスの名盤「The Kinks Are The Village Green Preservation Society」になぞらえることができよう。
ちなみにプロデュースは、60年代にUKで2曲のNo.1ヒットを出すなど、アイドルとしてかなり人気のあったウォーカー・ブラザーズ出身のスコット・ウォーカー。(しんかい)
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THIS IS HARDCORE
(1998, Island) |
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ジャーヴィス・コッカーって、ほんとにいい人で、すごくセンスもあると思う。
前作「Different Class」ですっかりイギリスの国民的バンドになったパルプだが、実は私は本作の前には「Different〜」しかマトモに聴いていない。それでも、「パルプらしいメロディ」がはっきりと分かる。ジャーヴィスにしか書けない恥ずかしいぐらい甘いメロディ、彼しか歌うことを許されないドラマチックすぎるメロディ。終始抑え気味の作品だが、随所でふっとそういうジャーヴィス節が効いている。
「Help The Aged」なんていうヒット曲のタイトルを見ると、このバンドのことを全然知らない人は「いい子ちゃんバンド」だと思うかもしれないし、何しろイギリス以外では全然売れてないので、ある特定の人たち以外には完全に関心の対象外のバンドだと思う。しかし、これは一切の偏見を捨てて聴いて欲しい。これほど誠実で暖かく、しかも音楽的にも優れた作品が無視されるのはあまりにも偲びない。日本盤で買って、歌詞もじっくりと味わおう。(しんかい)
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