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パブリック・エナミー(PE)が全盛期メンバーで再結成、スパイク・リーの新作映画のサントラを兼ねた新作を発表。これはいやでも期待が高まる。だが、同時に、不安でもあった。最初の3枚のアルバム以降、PEは目に見えて失速し、驚くほど作品の質が低下していった。ファンは本当に失望し、見ているのが辛かった。
そしてこのアルバム。全盛期には遠く及ばないが、前作よりはマシ、といったところか。チャックDは相変わらず上手いし、いくつかトラックのいい曲もある。歌詞も相変わらずシリアスで説教臭い。しかし、かつては、まったく反論の余地を与えないほど高圧的で圧倒的に漲っていたパワーが、オーラが、すっかり薄れてしまった。これで説教されても、反論できちゃうし、軽く聞き流せちゃうし、無視もできてしまう。これじゃあ、駄目だ。昔と同じことをやるんなら、昔と同じだけのパワーでそれを表現しなきゃ駄目だ。
たまにはブラック系も形式上だけ取り上げてるロック系の雑誌なんかでは高い評価を与えられているが、かつての大ファンとしては、やっぱり厳しい評価を与えざるを得ない。(しんかい)
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