PRU

PRU (2000, Capitol)


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 エリカ・バドゥの後からもジル・スコットやインディア.アリーなどオーガニックな感性を持った女性ソウル/R&Bアーティストが次々と登場しているが、カバーを除く全曲を自身でソングライトした本作でデビューを飾るプルー(と読むらしい)も、その流れを汲む一人に加えたい。とはいえエンハンスドの映像などを見るとジャケの印象よりもずっとスリムで都会的な女性。アルバム全体の雰囲気も時にUKソウルに通じるようなグルーヴィーな楽曲が多く、日本のリスナーにも広く受け入れられそう。先行シングルとなった「Candles」は声の美しさが引き立つ旋律で、アルバム中もっとも歌が前面に出た曲。「Hazy Shades」ではマックスウェル風のコーラスが印象的なクラシック・ソウルへの憧憬が感じられる楽曲。サルサのインタルードに続いて披露される唯一のカバー曲では敬愛するシャーデーの「Smooth Operator」を取り上げているが、ラテン風のギターと重めのビート(後半シンコペイトする)で自分のカラーに仕上げている。「Reason Why」は外へ一歩を踏み出したくなるポジティヴなメロディーが頼もしい。「Until The End 」ではアコースティック・ギターのシンプルなトラックにシルキーな歌声が映える。自分の歌は日記であり人生のドキュメンタリーであると後書きにも記してあるとおり、感じたことを素直にメロディーにのせて歌っているのが好感。ポエトリー・リーディングも嗜む彼女、自分の世界をどんどん広げて可能性を開いていってほしい。(中村)


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