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THE RAINBOW CHILDREN
(2001, NPG/Redline) |
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「…もしもし、俺だけど。プリンスの新譜聞いた?『The Rainbow Children』ってタイトル。いいだろ。ちょっとジャケットがMarvin Gayeの『I Want You』とかCurtis Mayfieldの『Something Belive In』とかみたいなの。アーニー・バーンズだっけ?独特のイラストのヤツ。あんな感じ。
音ももちろんマジいいよ。やっと往年のプリンスが戻ってきたって感じかな。なんかとってもジャジーだし、ファンキーでさ。そいでもって吹っ切れていて。ディアンジェロ経由の殿下とでも言うのか今の時代にもフィットしていて、なおかつ「1999」みたいな変調ボイスにお得意のギターもからんでくるし。アルバムを聞き進めていくうちにどんどんプリンス・ワールドに引きずり込まれるね。
ん、歌詞が難解だって?。たしかにここ最近、子供や父親を亡くしたりプライベートでいろいろあったり悩んでいただろうしね。ベーシストのLarry Grahamの勧めで、ある宗教に入信したせいかちょっと宗教色が強くなったっていうことはあるかもしれないけど、今までだってさんざん神への讃歌、いろいろな愛の形を歌ってきたわけだからそんなに難しく考えることはないよ。そういえば「The Work pt.1」が某TV番組のジングルに使われているらしいぜ。
じゃあな…。」(ひが)
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NEWPOWER SOUL
- AFKAP & New Power Generation (1998, NPG) |
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次にチャカ・カーンの新譜も控えるNPGレコードのプロモーションの意味合いもあるのだろうが、あの4枚組の大作「Crystal Ball」から間もないというのに早くも新作を出した殿下。で、その内容。手抜きという訳じゃないんだろうけどハチャメチャ度が少なく手堅いファンク・ナンバーが並んでいるのと、サウンド的には特に冒険らしきものも見えないため、ひょっとして以前の録音?と思うほどで、どちらかと言えばファン向けの1枚。ただ全体的にキレを欠くとはいえ、最近のファンク最前線を代表する存在感のある音がPファンク残党やティンバランド系の変態サウンドくらいしか見あたらない中、オープニングの『Newpower Soul』から『Mad Sex』に流れるあたりの重たいグルーヴはそれなりにファンクネスを体感させてくれる。主題は相変わらずエロエロ路線(ファンクの真髄!)を中心に『Until U're In My Arms Again』『The One』などのように奥方マイテに捧げたと思しきファルセット多用のスイート・バラードが美しい。ファンカデリックの一連のアルバムを思わせるヘタウマイラストと実写の合成ジャケが気分です。(阿多)
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CRYSTAL BALL
(1998, NPG) |
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「元プリンス」のファンでいると、最近とにかく金がかかる。何といっても3枚組の『Emancipation』の次がこの4枚組だ。当初通販のみのリリースだとのことで二の足を踏んでいたが、今年の頭から一般発売されたとのことで目出たく入手できた。何度か通しで聴いてみての結論。これは2枚組でよかったのでは?「Bootleg」と表示された最初の3枚は、80年代のタイムとやってた頃を思わせるブリブリのファンク(『Dream Factory』『Movie Star』『Good Love』)あり、R&B/ヒップホップ調のミディアム(『Lovesign』)あり、ブルース(『Da Bang』)あり、きらめくスロウジャム(『Crucial』)あり、エネルギッシュなライヴジャム(『The Ride』)ありとまさしくグルーヴの万華鏡の様相を呈している一方ちょっとねえ、という感じの曲も結構混ざっており玉石混淆。一方最後の「The Truth」と銘打った1枚はほぼ全曲に亘り力強くも美しい殿下のアンプラグド・パフォーマンスが楽しめる結構クオリティの凝縮された1枚。要は最初の3枚を1枚に圧縮して最後の1枚の2枚組ならもっと一般のファンも気軽に楽しめたのにね、ということ。いやあ、しかしこのテンションは凄いわ。(阿多)
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EMANCIPATION
(1996, NPG) |
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これは元プリンスの「普通の人宣言」だと思う。80年代半ばの彼の華々しい活躍は、すっかり人々に「世間離れした天才/変態」のイメージを植え付けた。90年代に入ってからの彼の一連の作品の低い評価も、それらが往年の「変」さ、言い替えれば彼ならではのオリジナリティを感じさせなかったのが最大の要因だろう。しかし彼は名前を変えて生まれ変わり、今回のレーベル移籍を期に完全に吹っ切れた。初めてカバーを披露し、1stシングルにしちゃうあたり、「俺だって普通の人みたいに大好きな曲はカバーしたいんだよ」という彼の主張のように感じられる。世間の評判通りファンク系の作品はいま一つ鋭さに欠けるが、バラードは出来がいい。まあそれは「Batman」以降の彼の作品に共通して言えることなので、結局ここ数作とおんなじようなもん、と言ってしまえばそれまでか。ただ、確かに出来のいい曲が多いのは確か。いくら何でも日本のプレスは騒ぎすぎだったけどね。(真貝)
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