PLUS ONE

OBVIOUS (2002, 143/Atlantic)
ここでこのアルバムが買えます  クリスチャン界のアイドルといえばDCトークが長いことトップに君臨しているがさすがに彼らもおじさん。そこへ登場したのがプラス・ワン。前作はデビッド・フォスターが手がけたことで話題になったが、今回はビジュアルも良い子風からぐっとUKロックバンド風になりネプチューンズの席巻などでぐっとストリートよりになったアイドルシーンの変化に合わせて複雑でタイトなビートの曲も用意してきた。アイドルグループはとかくマーケットに合わせた曲を歌わされるものだが、だんだんアーティストとしての自我が出てくるとそのテのセルアウトに辟易して短命になりがち。ところがクリスチャンミュージックという分野においては音楽はあくまで神の言葉を広める手段。見え見えの売れ線狙いもより多くの人にメッセージを聴いてもらうという名目があるので格好はつく(・・・なんて言ったらクレームがくるかしら)。そのぶん変な意地をはらずにアイドルたる音楽に永住できるし、しかも親公認のリリックだから子どもの限りある財布の中身だけを狙ったマーケットより大きいし実はおいしいジャンル。さていきなりオープニングからおいおいジャスティンかよ、と思わせる「Camouflage」、R&Bハイハットをチキらせまくる「Use Me」とちょっと不安になるが、アコースティックな色合いのループが気持ちいい「Let Me〜」あたりからベーシックかつ美しいハーモニーも聴かせて従来のファンも気に入るはずの出来映え。バラードもバランスよく配しメンバーの成長ぶりが嬉しい作品に仕上がっている。(中村)


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