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彼らの場合、アルバム1枚が1つの作品であり、その要素である曲を単独に抽出してしまうことに意味は無い。いくら代表曲をうまくリマスター、編集したところで、コンセプトを持っている各アルバムからつまんだ寄せ集め的なまとめ方をされてしまうと、全体の流れの違和感はどうしても拭えない。特に「She Emily Play」〜『The Wall』からの曲への流れはさすがに時空は越えきれず不自然。いっそロジャー・ウォーターズの"in the flesh"ツアーのように時系列的作品順に時代を遡って聴かせてくれた方がよかったのかも。来日公演では演ずる側、聴衆側双方が一体となり、1曲1曲、検証という言葉がはまるほどの緊張感を保ちながら進行することができたので。とはいえ、長年袂を分かっていたロジャーも製作に関わったということや2部に分割されていた「狂ったダイアモンド」の統合、「エコーズ」の大胆な編集には意味があることだと思うし、過去のアルバム・デザインに描かれていたアイテムがジャケット・デザインにいくつ見つけられるかという楽しみ方もあり。(菅沼)
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