PINK

MISSUNDAZTOOD (2001, Arista)
ここでこのアルバムが買えます  最近は髪の色がピンクでなくなってきて、フェチの面々をがっかりさせているピンクの二作目のアルバム。デビュー作は重めのビートでグイグイ押すR&B路線の曲を中心の構成であったが、本作では大半の曲に元4・ノン・ブロンズのリンダ・ペリーを起用し、かなりロック・ポップ寄りにシフトしてきた。#8 「Misery」ではなんとあのスティーヴン・タイラーとの共演まで果たしている。こうしたポップ路線への移行によりその人気は更に沸騰、ここ日本でも随分知名度を挙げ、先日行われた来日公演も盛り上がった模様である。一方で、前作の重めの路線が好きだった方々(筆者も含まれる)にとっては少し不満の残る作品かもしれないが、序盤に配置されているシングル「Don't Let Me Get Me」「Just Like A Pill」などではデビュー時以来放たれ続けている彼女の「女の気合」がビンビン伝わってきていて、従来からのファンにもしっかり対応できる内容になっているあたりがニクい。ただ、前作同様、その力強さがアルバムの最後まで持続できていないのが残念。(小川ボ)
CAN'T TAKE ME HOME (2000, LaFace/Arista)
ここでこのアルバムが買えます 決して美人ではない。しかしかっこいい。男らしい匂いをプンプン感じて思いっきり惹きつけられてしまう。ピンクもそんな女性の一人だ。MTVビデオミュージックアウォードでは自慢のピンク髪をピンピンに立てて登場し、周囲を驚かせたのも記憶に新しいところである。さて、デビューシングル"There You Go"でのインパクトからして、この曲のプロデューサーであるシェークスピアがアルバムにも全面的に絡んでいるのではないかとの先入観を持って彼女を捉えがちだが、実際のところは彼が手掛けているのはこの曲を含め2曲だけ。その他の曲のクレジットにはベビーフェイスやダリル・シモンズなんかの名前が見えたりもする。序盤はご存知のシングル曲など、激しめのビートでグイグイ迫るタイプの曲が立ち並ぶ一方、後半はおとなしめの曲が多く、尻すぼみの感がある。決して歌は上手くはないし、ビデオクリップなどを通じて定着しつつあるワイルドなイメージから考えても、シングル曲のような力強い曲をもっと並べた方が彼女の個性も生かされるのではないかと思うのだが。(小川ボ)


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