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空前の大ヒットになったアメコミ・ムーヴィーのサントラ。この手の企画はお手の物のコロンビアだが、今回の注目はインディ・レーベルのロードランナーとのコラボ。しかしいきなりヘヴィ・ロックのオンパレードというわけではない。その最大の理由が、ロードランナーの出世頭、ニッケルバックのチャド・クルーガーの大幅な起用。彼のソロ名義(実際はジョージー・スコットとの共演で、彼のバンド、サライヴァは次作で一気にコンサバ化することに)で大ヒットした「Hero」だけでなく、子分としておなじみのデフォルト、第二の子分セオリー・オヴ・ア・デッドマンはいずれもチャドの書き下ろし曲で、アルバム全体を落ち着いた雰囲気が覆う。一方、もうひとつの出世頭スリップノットのコリー・テイラーは後にストーン・サワー名義となる「Bother」で、意表をついたメロディック・バラードを披露して、これもヒットさせた。他にもスレイヤーのギタリストと共演してその後のメタル路線への伏線となったサム41、UKロック的な叙情的展開を見せるブリュウ、レイジのトムとメイシー・グレイの共演など、確かに興味深いトラックが揃う。映画でまともに使われない曲の羅列が果たしてサントラと呼べるのか?なんて文句を言っても仕方がないので、割り切って新人バンドのショウケースとして捉えると結構楽しめるだろう。ただしエアロスミスによるテーマ曲はやっつけ仕事みたいで蛇足。(松本)
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