ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK

EXIT WOUNDS (2001, Virgin)
ここでこのアルバムが買えます  スティーヴン・セガール、DMX共演の映画「DENGEKI」(邦題)のサントラ。「Belly」に「ロミオ・マスト・ダイ」と確実に俳優としての活躍を広げているDMXの「No Sunshine」はビル・ウィザースの「Ain't No Sunshine」をサンプリングしたちょっと気怠めのナンバー。続く「State To State」のほうがずっとDMXらしい、と思ったらジャ・ルールだった(←誰もが犯しがちな間違い)トリック・ダディとトリーナの「We Got」は素直に楽しい。ティンバをフィーチャーしたシンシアの曲はネリー風緩めのメロディーにスペイシーな音が飛び交う。マック10とキャッシュ・マネー・ミリオネアーズの曲はハイハットを効かせたトラックが手堅い。アイディアルとプレイヤの2組が数少ないR&B組だが、どちらも清涼感を添えている。ラストを飾るアイスバーグは時折幼さが見隠れする声質でDMXのサポートは頼りがい大。勢いのある南部勢に交じりナスやドラッグ−オンなどのNY勢も健闘。撮影中は武道系アクション・スターとしてステイタスのあるはずのセガールがヒップ・ホップに目覚めてしまい、自らヒップ・ホップ・アルバムをレコーディング中との噂があったが(ついでにリル・キムに惚れ込んで毎日花を贈ったりしていた様子)、さすがにこれほどのメンツの中にセガール曲は登場できなかったか(実際に音を聴いてみるまでは良し悪しはわからないが)。「ラッシュ・アワー」サントラには日本盤ボーナストラックとしてヒップ・ホップ満載のアルバムのラストをジャッキー・チェンの歌謡曲が飾っていたのをふと思い出した。(中村)


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