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No Limitが「I'm Bout It」を作り、Cash Moneyが「Baller Blockin'」を作ったように、Hypnotize Mindsの主役たちも自分がいちど出てみたいからというだけの理由で作ってしまった映画。しかし好感を持てるのが、主役はまともな役者に任せ、自分たちは金に目がくらんであっさり殺されてしまう間抜けなチンピラとか、自分の身を守るために警察に仲間を売ってしまう奴とか、ろくでもない役ばかり演じていること。自分たちがこうなってしまったのは“社会”のせいなのだという、被害者的な主張さえない。誰がどう見ても自業自得なのだ。
スリー6マフィア、特にその中心となるDJポールとジューシーJは、相当したたかな連中だ。マスターPのように事業の拡大を急ぎすぎて自ら崩壊することもなく、ロナルド・ベイビー・ウィリアムスのように自分の懐ばかり肥やしすぎて、所属アーティストたちに離れて行かれることもない。日常生活を崩さないペースで活動を続け、目標も「南部No.1インディ・レーベル」という、きちんと実現可能なレベルに設定している。めちゃめちゃ普段着のジャケ写にも好感が持てる。彼らは、しっかりと地に足が着いている。どっぷりと地元メンフィスに漬かっている以上、今よりも更に大物になることは難しいだろうが、まだしばらくは安定した品質の作品を届けてくれるだろう。(しんかい)
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