ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK

BRIDGET JONES'S DIARY (2001, Mercury)
ここでこのアルバムが買えます  イギリスのアルバムチャートではコンピやサントラは別枠扱いとなってしまったので、UKチャートを気にしている人でも、このアルバムが超大ヒットしていたことには気付いてなかったかもしれない。映画そのものは世界中で大ヒットとなったが、サントラが爆発的に売れたのはUKに特有の現象だった。それも、よくわかる。いかにもイギリス的な、気品があるのだ。別にイギリスに変な憧れを抱いているわけではない。労働者階級の存在を無視しているわけでもない。純粋に、国民性の問題だ。
 内容は、はっきり2種類のタイプに分かれる。「ベタ」な曲と「淡白」な曲だ。前者はここからシングルヒットしたジェリの「It's Raining Men」や、映画の予告編でも使われたジェイミー・オニールの「All By Myself」(セリーヌ・ディオンのバージョンにそっくりの大仰カバー)など。後者は、ロビー・ウィリアムスの2曲(うち1曲はシナトラのカバーで、カバーアルバムを作るきっかけになった)や、シェルビー・リンの切なく美しい2曲など。映画とセットで楽しむなら前者のタイプも愛すべき存在だが、後者の出来が素晴らしく、このサントラを、単体でも聴く価値があるものたらしめている。シェルビー「Killin' Kind」〜ディナ・キャロル「Someone Like You」(ヴァン・モリスンのカバー)〜ロビー「Not Of This Earth」〜ロージー「Love」〜ダイアナ&マーヴィン「Stop,Look,Listen」、そして再びシェルビー「Dreamsome」という中盤の流れは圧巻。そこいらのフリー・ソウル・コンピなんかよりよっぽど無上の心地よさに誘ってくれるので、お試しあれ。(しんかい)


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