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ティーンの女性シンガーがデビューする、なんて今では全く珍しいことではなくなった。とはいっても、そんな若い女の子達の作品に触れた途端、強い衝撃を受ける、なんてことはまだまだ少ない。が、ステイシー・オリコの名を一躍世界に知らしめたこのアルバムには、それだけの力が備わっている。
実際には、本作は彼女にとって二枚目のアルバムにあたる。デビューは2000年発表の『Genuine』、彼女が14歳の頃であった。その後はデスティニーズ・チャイルドのツアーのオープニング・アクトにも抜擢された。そして満を持して発表されたセカンド・アルバムは、自らの姓名をタイトルに冠し、世界に向けてその存在をアピールした。
既にヒットしたシングル「Stuck」「( There's Gotta Be ) More To Life」の力強いこと!まだ彼女の名前もよく知らなかった頃、ふとした機会にこれらの曲に触れた途端、耳を奪われずにはいられなかった。ポップ・ナンバーにありがちな単なる耳当たりの良さではなく、確かな歌唱力に裏打ちされた自信に溢れたヴォーカルがそこにはある。そしてダイアン・ウォーレン節全開の壮大なバラード「I Promise」も見事なまでに歌い切り、早くも周りを圧倒せんばかりの風格を漂わせる。前述のシングル曲のような力強い歌唱のイメージに捉われがちながら、アルバムではむしろスロー・ナンバーをスマートに歌いこなす点が目に付く。
1986年3月生まれ。マドンナは既に全米の頂点に立ち、ジャネットがようやく「What Have You Done For Me Lately」でブレイクしつつある頃に命を授かった若い芽が、先輩シンガーを追うスタートを切るにまで至った。(小川ボ)
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