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何かと話題のJレコーズから一番の成功例アリシア・キーズとほぼ同時に同い年の同じR&B(方向性は違うが)フィールドの女性シンガーがデビューした。ニューヨーク出身、2 0 歳のクールビューティーの名はオリヴィア。アルバムのオープニングを飾るデビューシングル「Bizounce」は、どちらかというと無表情に歌われる今時のスネアが効いたナンバー。続く「Are You Capable」もラップも交えたヒップホップR&Bの色彩が強い。ところが「You Got The Damn Thing」はかわいい歌声のアップナンバーで、改めて地声のキュートなことを認識。。「Silly Bictch In Love」はまどろむようなトラックにのせた高音の歌い込みがせつなさを募らせる。「Till He Comes Home」は日だまりの中で口ずさんでいるようなハッピーな雰囲気のトラック。どの曲もビートの効かせたヒップホップのフィルターを通過済みR&Bの風情をたたえているものの、歌声の柔らかさゆえか押しの強い印象はない。しかし注目すべきはその歌詞。やたらファックだとかビッチだとかさらりと歌っちゃってて、かの昔DRSが正統派R&BスタイルでGな世界を歌い上げてたこととか思い出してみたり。このミスマッチ感はネイティブのほうが楽しめているかも。こうして聴いていくとアリシア・キーズがどこか泥臭いソウルを感じさせるR&Bを作っているのに対し、オリヴィアは洗練された都会的な音づくり。エクスケイプとSWVのようにそれぞれ微妙に支持層が分かれるかも。(中村)
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