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カントリー・シンガーがポップ路線のアルバムをつくる。ありがちなようで実は少ない(女性ではシャナイア・フェイス・リアンだけ)。よほど売れない限り、自分の評価を下げるだけに終わってしまうリスキーな賭けだからだろう。しかし新人にもかかわらずこのジャンルに挑戦したシンガーがいた。「There Is No Arizona」「When I Talk About Angels」という、とびきりポップな、しかし全く個性の異なる2曲をヒットさせたジェイミー・オニール。幸いにもこの2曲はカントリー・チャートでもトップになって、賭けは成功となった。そんな彼女のデビュー・アルバムもキャッチーで個性的なラインナップ。シャキっとしたリズムやシンセのバッキングが、きらびやかなサウンドを演出し、パワフルなハイトーンの彼女のヴォーカルを盛り上げる。「No More Protecting My Heart」なんて、85-86年のTOP40ヒットみたいだ。そんなアップ・ナンバー中心の前半に対し、後半はさすがにスロウが中心になるが、声質のためかカントリーというよりブルーズ・ロックのような感じ。自作曲中心のせいか、凝ったコードを使ったりとポップといってもやはりSSWに近い。ジョ・ディ・メッシーナの1stは良かったけど2ndはちょっと、という人、このアルバム聴いてみましょう。(松本)
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