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日英米を問わず、日頃ヒップホップばかり聴いているという人に、「97年のベストアルバムは?」と尋ねてみる。まずたいていの場合は、ラキム、コモン、O.C.のどれかを挙げると思う。一方でラップ「も」聴くという人に同じことを問えば、ティンバランドにパフィにウータンといった全然違う答えが返ってくる。ちょっとお洒落な人は、最新流行のブランド物をさりげなく着こなしてたりする。もっとお洒落な人は、ブランド物でも何でもない「いいもの」を自分の目と足で探して、かっこよく着こなす。ティンバランドにいち早く飛びついた人たちは前者、O.C.を愛聴していた人たちは後者に当る。それがいいとか悪いとかではなくて。派手派手なサンプリングはないし、サビがキャッチーなわけでもないし、ビートもライムも抑え目で全体的に地味。逆に、それが心地良い。こういうのがヒットすることはまずないので、自分から能動的に求めない限りほとんど耳にする機会はないと思うが、チャートに入ってくるラップに辟易してるような人は、ここに救いを見出せるかもしれない。(しんかい)
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