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ドラムンベースの最高峰だという声さえある。とにかく世間では非常に評判が高く、特にメディアなどのいわゆる「玄人筋」でのウケは圧倒的だ。と、いちおうご紹介した上で。
ドラムンベースの最新形態らしい。はあ、そうですか。結局行き着いたところは、ジャズでした。リズム・トラック以外は生楽器による演奏が多くを占め、その旋律や曲構成もジャズの影響を抜きには語れない。むしろ、ドラムンベースの発展系と言うよりはジャズの進化系と言った方が通りはいいかもしれない。
ただ、この音からは、演奏者のソウルが見えない。飛び散る汗が見えない。息づかいが聴こえない。私は、そういう音楽は評価できない。誤解しないで欲しいがドラムンベースだからダメなのではない。打ち込みだからダメなのではない。デジタル音を通しても、エイフェックス・ツインは私に何かを語りかけてきた。この音は、たしかに心地よいし、音楽的に優れていると思う。が、私に何も語りかけることなく、無言のまま反対の耳から出ていってしまう。私はここにBGM以上のものを見いだすことはできなかった。(しんかい)
meantime8号にドラムン・ベースのアルバムをまとめて紹介してから、わずか1年しか経っていないのだが、その間にドラムン・ベースの音は驚くべきスピードで変化した。気がつけばロニ・サイズがマーキュリー・アウォードを獲り、リインフォーストやグッド・ルッキングといったレーベルのコンピレがバカ売れする一方、ビッグ・ビートというジャンルが現れ、ドラムン・ベースは細分化の道を辿る。そんな中リリースされた4ヒーローのアルバムは、ロニ・サイズ以降顕著になった方向を敷衍するような、生音を多用したジャズ色の濃いものに仕上がった。正確に言うと、2枚組の1枚目がストリングスもフィーチュアされた生楽器中心のメッセージが打ち出されたパート、2枚目がダンスフロア向けの打ち込み中心の曲を集めたものとなっている。日本盤では1枚目の最後にボーナス・トラックが付くのだが、これが1枚目の統一感を少なからず損ねているのが残念。全体の印象は、ロニ・サイズ以降の生音指向とフュージョンへの接近を強めているドラムン・ベース全体の指向が組合わさったような感じとなっていて、ちょうどロニ・サイズとゴールディーの中間といったところ。ドラムン・ベースよ、どこへ行く。(鎌田)
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