18 WHEELER

YEAR ZERO (1997, Creation)

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 グラスゴー出身のギター・ポップ・バンド、これまでの2枚のアルバムは良くも悪くもその一言で説明できるものだった。いい曲を書いてはいるけども今ひとつこれだ!という売りがないせいで中途半端な印象が強くて、もったいないな、と思っていたのだ。が、このアルバムはタイトル通 りの新たな出発を告げる大変な意欲作に仕上がっている。単純にいってしまえばダンス・ミュージックの大幅な導入ということになるだろう。テクノ/トリップ・ホップといった要素が巧みに消化されているのだが、ここには単に目先を変えるために最新の流行を取り入れた、といった付け焼き刃的な感じは微塵もない。それは「SCREAMADELICA」が時代の空気から生まれた必然だったように、ここには積極的に時代とコミットしようというポップ・グループとしての姿勢が貫かれているから、そして何より大事なのは曲そのものだ、という基本命題が失われていないからなのだ。だから音の響きはあくまでナチュラル、そしてメロディーはあくまで美しい、という極めて完成度の高いポップ・アルバムとなっているのだ。(野坂)



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