OLIVIA NEWTON-JOHN

BACK WITH A HEART (1998, MCA Nashville)


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 ここ数年ほとんど目立った音楽活動をせず、「乳癌との闘い」「夫Matt Lattanziとの離婚」「ブティック "Koala Blue"の倒産」といった暗い話題ばかりが先行していたOlivia、久々のアルバムはデビュー当時を彷彿とさせるカントリー・ポップ・サウンド。もっとも90年代に入ってからのカントリーの隆盛を思えば、このアルバムの登場はやや遅きに失した感すらあるが。全11曲中10曲がナッシュヴィル録音で、Oliviaも7曲をナッシュヴィルのトップ・ライター達と共作。70年代の彼女を支えたJohn Farrarも2曲を作・プロデュースしている。他にも5人の一流プロデューサーが名を連ね、内1曲はDavid Fosterプロデュース、Babyfaceバックヴォーカルの『愛の告白』のセルフ・カヴァー、と話題性にも事欠かない。さすがはOlivia、と言いたい所だが、楽曲の出来はどうも今イチ。期待していたほどではなかった、というのが正直な所だ。まあそれでも年齢を重ねた分表現力は豊かになり、今だからこそ本物のカントリーを歌えるようになったといえるのかも。昔からのファンなら聴いて損はない1枚です。今年で50歳になるとはいえ、映画「Grease」のリヴァイヴァルで再び注目されているだけに、カントリー・ポップの先駆者としてまだまだ頑張ってもらいたいものだ。ところで個人的に最も興味深かったのは、アメリカと日本の発売元レコード会社が今回初めて一致したことでしょうか。(森井)


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