NEW RADICALS

MAYBE YOU'VE BEEN BRAINWASHED TOO. (1998, MCA)



 80年代から90年代に変わる頃から恐らく「洋楽不況」が始まったと思う。ラップ、ヒップ・ホップ、グランジ、オルタナ...。音楽からはメロディーが奪われ、誰もチャートを見なくなり、ベスト・ヒット・USAも終わった。それからと言うもの僕は、恋愛することさえ「洋楽ファン」である為に話が合わずに不自由している。それでも洋楽に拘っていて良かったと思う時があるのは、「ニュー・ラディカルズ」の様な素晴らしいアーチストと出逢えるからだ。この作品には往年のホール&オーツやチープ・トリックらが築いた(正しい!)メロディアスでキャッチーなポップ・ロックが詰まっている上、詩的にも可也重いメッセージを扱っていて考えさせられるところも良い。そしてJ−ウエイヴやインターFM等でのヘヴィー・ローテーションも手伝い、ここ日本での反応も良い。「歌う歌」と「踊る歌」しか無い日本に、「聴く歌」として洋楽が注目されるキッカケとなるべく新人アーチストがやっと出現したのだ。これでビルボードと日本人とのここ数年異常だった温度差の減少が期待できると思う。(奥村)


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