MeSHELL NDEGEOCELLO

COOKIE: THE ANTHROPOLOGICAL MIXTAPE (2002, Maverick/Warner Bros.)
ここでこのアルバムが買えます  まさかこの人を未だにジョン・メレンキャンプとの「Wild Night」のイメージで捉えてる人はいないと思うけど、ミシェル・ンデゲオチェロの新作はさらに混沌とした音世界。例えば前半は2曲目にタリブ・クウェリが参加してるように、Hip-Hop色が強い。生音主体なのでザ・ルーツあたりに近いかも。中盤になるとジャズぽい曲調が多くなる。ただしどこか人工的な手触りはエレクトロニカ風。ミシェル自身はヴォーカルというよりポエトリー・リーディングに徹し、ベースも単調なフレーズが多い。彼女はアルバムのオーガナイザーという立場に徹しているようで、その分キャロン・ウィーラーやレイラ・ハサウェイといった名ヴォーカリストがゲストで参加して、サウンドを彩る。しかしキャロンの歌声は久しぶりで、ソウルIIソウル時代の艶やかさをちっとも失っていないのはさすが。終盤はさらに盛り上がりを見せて、ジャム・セッションのように火花散るようなプレイが楽しめる。特にマーカス・ミラーが得意のチョッパーを決め、派手なギターと張り合う「Jabril」は圧巻。アルバムタイトルの「人類学のミックステープ」の名のとおり、様々な音楽が融合し、新たな価値観を作り出す。ちなみに最後に収録されているのは、ミッシー・エリオットによる「Pocketbook」のリミックスでトゥイートとレッドマンが参加。これも壮絶。(松本)


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