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今をときめくあのネプチューンズ(+ラッパー&バックバンド)である。なんでこれほど売れなかったんだろう。
原因は2つある。まず、最初に日本盤が発売された。その後いつまで経ってもアメリカ盤が出ない。しばらく経って、「気に入らないので作り直している」などという情報が入ってきた。結局打ち込み主体の音作りには納得がいかず、スパイモブという生バンドによる演奏で作り直したというバージョンがヨーロッパで発売された(このレビューはこっちのバージョンを基にしている)。それから更に間を置いてようやくアメリカ発売。こんなんではレコード会社の担当者としては満足なプロモーションができないだろう。
また、リスナーに戸惑いを与えたのがこの“ロックっぽさ”である。ファンクっぽい使い方も含め、全編にギターが使われる。生バンドなのでビートもいつものネプの変態っぽい変則ビートではない、“ふつう”のビートだ。それでいてしっかりネプらしさを感じさせる音。日本のように何でもありの市場ならこれでもウケるが、フォーマットの細分化されたアメリカにはこういう音楽を受け入れる隙はない。結局、10数年前にフィッシュボーンら、“黒人の側から”ジャンルの壁を打ち破ろうと試みた作品が商業的には日の目を見ることができなかったのと、状況は同じなのだ。彼らが白人なら、レッチリのような道もあり得たんだろうけど。(しんかい)
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