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あれ。かっこいい。今までミューズってナルシスト集団という偏見があって、割といい曲をやってるな、と思いつつ、あまり深入りせずにいた。が、シングル「Plug In Baby」のかっこよさには参った。後半のキレ方なんか、「おいおいこいつ大丈夫か」と聴き手を心配させてくれたりして、頼もしい。で、しかも1曲だけじゃない。続く「Newborn」(アルバムでは1曲目)もいい感じ。たまたまライヴを観る機会があったが、オープニングのドラマチックな曲をいきなり全編をファルセットで歌い通し、彼らの濃い様式美の世界に無理やり観客を引きずり込んでいたのにも好感をもった。しかも、せっかく熱演して構築した様式美の世界が、曲間でのドラマーの片言日本語コーナーで中途半端な笑いを取って、脆くも一瞬で崩れ去る。ああ、なんだかいいバンドだ。様式に溺れてしまわない様式美バンド。
マット・ベラミーが「僕は何でも人から極端だと言われるぐらいまでやらないと気が済まないんだ」と語っているのを聞いて、なるほどと思った。別に狙って大袈裟にドラマチックにしてるわけじゃなくて、これが素なのだ。天然でこういう人なのだ。だから不自然さがない。この曲はこう演じなきゃいけないんだという確信が伝わってくる。例えハタから見てそれが勘違いであろうと、彼らは一直線に突っ走っている。だから、潔い。彼らの美の世界にうっとりするのも一つの接し方だが、指さして笑いながら聴いてあげるのも有りだと思う。少なくとも、無視するべきではない。(しんかい)
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