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UNDER RUG SWEPT
(2002, Maverick/Reprise) |

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オリジナル・アルバムとしては、'98年以来4年ぶりとなる3作目。途中、アンプラグド・アルバムを出してはいるが、新しい歌声としてはそこそこのインターバルが空いた。その間、日本ではフジロック・フェスティバルに参加するなどして存在感を示していたが、片や音楽シーンでは、新たな女性ロッカー達が台頭してきている。そんな中でいよいよ真打の登場である。プロデュースは、過去のオリジナル2枚を手掛けたグレン・バラードの元を離れ、アンプラグド同様にセルフ・プロデュースで臨んでいる。アラニス本人は、このアルバムのために曲を書き始めた頃に恋人と別れ、非常に辛い時を過ごしていたが、逆に曲を書くことで立ち直って行った。その点でナイーヴな、かつピュアな自分の体験を元にしたラヴソングに占められているアルバムだ。全体的に、前作に通じるような引き裂かれるような緊張感はなく、辛い時期を認め、立ち直っていく様を描いているような明るさと力強さがある。立ち直りのきっかけとなったオープニング「21 Things I Want In A Lover」では、粗いギターの音色がパンチを与え、萎えた気持ちを鼓舞するかのよう。そして最後の「Utopia」は、あの全米同時多発テロの直後に本人のホームページで発表した、アラニスの理想世界。個人的なベスト・テイクは「Flinch」。アルバム全体を通し、どんな曲調になっても優しく、切々と語りかけてくる歌声に心を打たれる。(小松)
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SUPPOSED FORMER INFATUATION JUNKIE
(1998, Maverick / Reprise) |

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何だかんだいっても、アラニスの魅力というのは、ポップなくせに変にヘヴィーなサウンドと微妙に屈折した歌詞の向こうにニューロティックな不安定さが見え隠れするあたりにあったんであって、前作の『Jagged Little Pill』もあれだけ全世界で売れてしまったんだけどよく曲を聴くととても神経質な曲が並んでてよく考えるとこれって結構気持ち悪いことだったりする。で、今回の新作はというと、相変わらずニューロティックというか、危なっかしさに一段と磨きがかかっている上に、歌詞の歌い方が普通の英語の歌のリエゾンの仕方から微妙にずれてたりしてて歌詞を気にしながら聴いてると凄く音色的に気持ち悪くなったりする。普通あんだけバカ売れした後のアルバムというのは変に構えたり、路線をちょっと変えたりしておかしくなってしまうもんだが、本作はそういうことで前作の路線をきっちり守りながらちゃんとさらに一歩踏み込んでいるあたり天晴れと言える。ただ17曲と曲数が多めなので、彼女のアブストラクトな歌詞を反芻しながら聴く時には途中で休憩を1回入れることをお薦めする。(阿多)
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