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このアルバム,どうも大作志向というか,無理にオトナぶっているように感じられるのはいただけない。デビュー作が非常にセンセーショナルだったが故に,このセカンドは見えないところで多数のスタッフの相当な計算が働いたことは間違いない。その結果がこれなのだろうが少々気張り過ぎである。ただの少女シンガーとは違うことを強調したいのもわかるが,もっと若さを出した方がよかったのでは。確かにまだ十代にもかかわらず腹の座ったヴォーカルにはヴェテランはだしのところがある。有名プロデューサー陣もそれに応えて中庸路線のサポートとはこうなのだ,と絵に描いたような仕事ぶりである。そういう意味では聴き苦しいところはない。だが結局のところは,非常に洗練された仕上がりで良く出来てはいるが面白みに欠けるという印象に落ち着く。これを17歳の少女のデビュー作とみれば,よくやったという評価になるだろうが,彼女の場合は「出来る」ことがわかってしまっているだけに辛い。(信沢)
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