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ライヴを観て感じたモービーはとにかくエンターテイナーなのだ、ということ。『Play』の印象がモービーのすべてだと半ば思っていた自分はかなり拍子抜けしてしまった。とにかくめちゃくちゃ楽しく、生きてて良かったと思うくらい喜びに溢れる。
彼はDJでもラッパーでもロックバンドのボーカリストでもなくて、ただひたすら自分のやりたい音楽をやりたいように創作する。時期によってそれはレイヴっぽかったり、メタルっぽかったり、民族音楽っぽかったりとかなり方向性は異なるが。結局モービーというジャンルの音楽は残念ながらモービーのCDでしか聴けない。彼の音楽に触れれば触れるほどそういう思いが強くなる。全世界で25万枚売ることを目標に作られた前作『Play』から3年後の本作『18』。前作が民族系やルーツ系の音源をベースに音を組み立てていくという手法だったのを若干変えて、今作ではサンプリングの代わりに生声を使って同じような効果を生み出している。そしてストリングスが前面に押し出された楽曲がとても多くなった。彼の作風はちょっと変わっていて最初ギターだったフレーズをこれがギターじゃなくてピアノだったら面白いよな、ってな具合に差し替えてしまう。逆も然り。だからメタルアルバムにしか聴こえない『Animal Rights』(96年)だってあと一歩で『18』になる可能性があったのだ。逆も然り。(はまべ)
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