
|
「デスチャへのUKからの回答」「女の子版クレデヴィ」なんて言われながら2ステップの申し子的にデビューしたミスティーク。2枚めのアルバムとなる本作ではスタイリッシュでキュートな個性はそのままに、2ステップ終焉後のクラブシーンにも充分応えられる出来。アリーシャのラガマフィンは冴えまくりだし、サブリナの凛としたヴォーカルも相変わらず。スー・エリースはラップにチャレンジしたりとちょっと活躍の幅を広げている。クレイグ・デイヴィッド同様にR&B寄りの作風にシフトしているが、ゲストにジョーを迎えての曲も変に実力派ぶらずにミスティーク流を貫いていて印象いい。「It' s Beginning〜」での切なさいっぱいのメロディーも秀逸で星空の下で聴きたいかんじ。もちろんスピード感のあるミスティークらしいフロア向けトラックも充実。緊張感のあるビートをたたみかけるファーストシングル「Scandalous」をはじめ、タイトル曲「Ey e Candy」での押しまくるかんじもイヤミがないし、「Just For You」のオールド・スクール調のフロウも心躍る。中近東風の音使いが自然に出てくるのもUKならでは。「Hey Y o」のズンドコした音はR. KellyやP. Diddyあたりに聴かせても遜色ないかも。とはいえUSマーケットに媚びすぎないところは大事にしていってほしいもの。目にも耳にもおいしい3人の今後が楽しみ。(中村)
|