KYLIE MINOGUE

FEVER (2002, Capitol)
ここでこのアルバムが買えます  最近はすっかりとお色気姉ちゃんのイメージを定着させてしまったカイリー・ミノーグのわずか1年のインターバルで発表された新譜。既にイギリスではチャートを駆け上がったが、その勢いがアメリカにも飛び火して久しぶりの大ブレイク。シングルも13年ぶりにTop40入りをするなど、見事な再起を果たしている。この間もヒット曲の連発や、ロビー・ウィリアムスとの共演で全英1位を獲得するなど、話題にも事欠かない。このアルバムも、昨今のカイリーを増殖させたようなパワーとお色気の充実振り。ロリータ・ヴォイスが怪しく迫ってくるアヴァンギャルドなダンス・ナンバー「More More More」で幕を明け、後に続くはマドンナにも通じる無機質なダンス・ビートにややテンションを押さえ気味に歌いこまれたシングル「Can't Get You Out Of My Mind」。全編に渡り様々なアレンジを施されたダンス・ナンバーがてんこ盛り。グロリア・ゲイナーがドナ・サマーの曲を演じたような壮大なオーケストレーションを用いてこれまた大ヒットした「In Your Eyes」。そんな中、凝り過ぎずにピュアな響きを残した「Fragile」は立ち並ぶダンス・ナンバーの中で逆のインパクトを持っていて新鮮。しかし、このセクシー路線で第2期黄金期を確立したと言えるカイリー。果たしてどこまでイッてしまうのか。(小松)
LIGHT YEARS (2000,EMI)
ここでこのアルバムが買えます 68年生まれの彼女は、80年に欧州のTVシリーズ“The Sullivans”で女優デビュー。86年、欧州、英国等で最高視聴番組となる「ネイバーズ」のシャーリーン役を獲得。翌年3月、欧州人気No.1女優としてシルバー・ロギー賞を獲得。等女優として華美な経歴を持つ彼女は、その「ネイバーズ」のキャストらとのコンサートで歌を初披露したが、それが非常に好評で、アンコールを求められるも、それ用の曲の準備がなく、急遽セッションであの「ロコモーション」をやるも大盛況で、そのレコード化を望む声に応えての音楽生活のスタートだった。本作であるが、その「ロコモーション」の時代。「ポップスの女王」だった頃を彷彿とさせる、「大復活作」と言っても過言ではない内容だ。“Kids”ではあのロビー・ウィリアムスも参加している上、UK初登場+2週間連続No.1シングル「スピンニング・アラウンド」も。日本盤のみ、セリフ部分を彼女が日本語で歌う“Your Disco Needs You”も見逃せない。全体的な印象は、非常に粒揃いな軽快な作品なので、子供から老人までが安心して聴くことの出来そうだ。そして80年代の彼女の全盛期を知っている人々にも、自信を持ってお勧めできる(絶対に失望はさせないぜ!)好盤だ。宜しくどうぞ。(奥村)


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