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前作「I'm Alright」の大成功で若手女性カントリーシンガーのトップに立ったといっても過言ではない彼女の、待望のニューアルバム。制作は引き続きバイロン・ガリモアとティム・マグロウが担当、前作同様のサウンドが展開されているが、これが正直いってもの足りない。以前シングルレビューでも書いたことがあるが、前作の彼女には不幸な境遇(恋人との別
れや生活の行き詰まり)を笑い飛ばしながら生きていくような健気な力強さがあり、それが多くの聴き手の共感をよんでいたんだと思う。ところが成功を経た本作ではそのメッセージは全面
肯定的なものとなり「みんなも頑張れば私みたいになれるのよ!」という少々鼻につきかねないものになってしまっている。またもう一つ重要な要因として、前作のキーとなるトラックの多くを作っていたフィル・ヴァッサー、彼がシンガーとしてデビューしてしまったため、提供曲が一曲も入らなかったのが致命的に痛い。あの“ウルトラ・ポップ”な曲調があればこそ、ジョ・ディさんの世界も輝いたものを。結果
このアルバムは当初期待されたほどのセールスを記録しなかった。次作では大幅な路線変更を余儀無くされそうなジョ・ディ姐さん、早くも次の勝負どころを迎えつつあります。(八亀)
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