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またしてもスウェーデンから新しいポップ・グループの登場である。なんていうとまた日本のレコード会社が仕掛けたんじゃないの、とうさん臭さを感じる向きもおられるかと思う。実は私も聴くまではけっこう懐疑的だったんだけど、いやー、これはいいですよ。これだけポップな曲が書けて、アルバム1枚持たせるだけのヴァラエティもあって、ヴォーカルもアコースティック主体の演奏もしっかりと聴かせてくれて、とりあえず非の打ちどころはない。どこかで聴いたようなメロディーも多いし、新鮮味はないけれどクオリティーは凄く高いし、楽しめる。でもこういうのを「スウェーデンのジェリーフィッシュ」みたいな形容をするのはどうかと思う。ジェリーフィッシュというグループが凄かったのはポップというものに対する偏執的なまでのこだわりと、そこから生ずる歪みや毒をその音の中に持っていたからだ。ここにはそうした強引さはない。それが彼等の持ち味でもあり、また押しの弱さにもつながっているのだ、と思うのだが。(野坂)
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