LOREENA McKENNITT

THE BOOK OF SECRETS (1997, Quinlan Road/Warner Bros.)

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 カナダ出身の女性シンガーソングライターの通算7枚目のアルバム。ケルト系のルーツを持つ彼女は、世界各地に存在するケルト人コミュニティを訪ね、その印象を曲にする。5〜10分に及ぶ長尺曲8曲(約半分はインスト)を収録したこのアルバムで彼女は、シベリア鉄道に乗ってユーラシア大陸を横断しながら遠くアジアに思いを馳せ(「Marco Polo」)、ダンテの「神曲(La Divina Commedia)」に心酔し(「Dante*s Prayer」)、旅先で出会った人形使いを歌う(TOP40ヒットとなった「The Mummers* Dance」)。その音楽的要素は非西欧的なものに溢れ、何事もカテゴライズする事を得意とするアメリカ市場でもその評価はモダンロックチャートとワールドミュージックチャートに同時に登場するほどの混乱を呼んでいる。非常に分かり易く言ってしまえば“エンヤとケイト・ブッシュを併せたような”音楽性という表現でよいのだろうか、とにかく独特なその音世界は聴くものを困惑させる。不思議な魅力を持ったアルバムである。カナダは本当に奥が深い。(八亀)


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