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SET THE CIRCUS DOWN
(2001, Curb) |

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どうもティムマグは悪い方向に向かっている。フェイス・ヒルと新婚ではしゃいでる頃までは好感が持てたが、今や2人それぞれが、そして夫婦として、どんどんその存在感がウザくなっている。
今まで凄く好きってわけでもなかったけど、時々かなりいい曲をやってたので、純粋に音楽的に、ティムマグには好感をもっていた。今回のアルバムも、まあまあ、悪くない曲が揃っている。「Grown Men Don't Cry」なんて、スプリングスティーンの世界に通じるものがある、ちょっと泣かせるいい曲だ。しかし大半の曲がミディアムテンポで、はっきりアップと呼べる曲が1曲もないのは致命的だ。ジャケのくすんだ色使いのように、全体を流れる空気が辛気くさいのだ。しかも、どうも緊張感に欠ける。多くのブルーグラス〜トラッド・カントリー作品のように、スローテンポだけどビリッと締まった空気が漂う、ってんではない。お涙頂戴のベタな演芸の世界なのだ。
「誰もが羨むような人生を手に入れたのに/今でも時には猛烈に腹を立てながら目を覚ます/俺の進んでいるこの道がどのこに向かっているのかと/きっとそれが俺の中のカウボーイ」なーんて。かっこいいんだけどね。流石にトップスターだけあって、作品としてはとてもいい曲が揃っているし、ラジオ向けの「芸能」だと割り切れば悪くない作品だ。(しんかい)
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GREATEST HITS
(2000, Curb) |

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ガース・ブルックスが休養中の今、一番人気のあるカントリー・シンガーは彼といって間違いはないだろう。前作『A Place In The Sun』のヒットの余韻もさめないうちにリリースされた初のベスト盤。ノベルティ色が強かった初期の「Indian Outlaw」から2nd〜3rdのラブ・ソング中心の頃、そして妙に説教臭くなった最近まで、ヒット曲はほぼ網羅。日本盤は1980円という(カントリーとしては)破格の値付けになってるので、この手の音楽を体験してみたい人は買ってみるといいかも。実は彼は他のソロ・シンガーと違い、ほとんど作詞作曲をしない。SSW指向の人たちは、キャリアを積むにしたがって曲調が私的/内省的になりがちなのだが、それが時として通好み→セールス低下という現象を招くのも事実。しかしティムは外部の楽曲を取り入れることで、そうしたジレンマから脱却している。それでいて常に自分の居場所にふさわしい曲を選んでくるから、選曲眼というか戦略能力に長けているのだろう。このベスト盤の次にリリースされた新作は妙に地味になっていて、それが彼の今の居場所なのかもしれない。ということでポップな色合いの曲が聴けるのは、このベスト盤で最後かな?(松本)
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