MICHAEL McDERMOTT

MICHAEL McDERMOTT (1996, EMI)

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 シカゴ出身のシンガーソングライターの3作目、実は私も初めて聴いたのだが、ここ数年のアメリカン・ロックの中でも屈指の傑作であるこのアルバムと、ソングライターとしての彼の魅力にすっかり引き付けられてしまった。でもそういう人間は何も私だけではない。「ロック・ファンとしての人生で彼との出会いは最も大きな出来事だ」とライナーで絶賛しているのは何とあの作家、スティーヴン・キングなのだ。キングが述べているように彼の音楽にはスプリングスティーンやV・モリソン等と通ずるものがあるし、コステロを思わせる雰囲気もある、がそんな比較だけにとどまらない優れた才能と鋭い感性が全編を貫いているのだ。故郷に住む昔のガールフレンドとの電話での会話を歌詞にした「SUMMER DAYS」のように人生の一場面をリアルに切り取り、優しく真摯にとらえる彼の詩作にはたまらなく切ない気持ちになる。決して売れるタイプの音楽ではないが、こうした誠実な作品を作り続けている人はもっと評価されていいはずだ。(野坂)



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