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周りは、手の付けられていない自然の姿のままの森が続く。なにかの人工的な、地響きのような不気味な音だけが、規則的に鳴り響く。しばらく一本道を走り続けると、眼下に町が現れた。巨大な造船所を囲むように小さな建物がひしめき合う、さびれた港町。地響きの正体は、その造船所だった。
1曲目を聴いて、彼らの出身地であるブリストルの町を勝手に想像しながら、こんな光景を思い浮かべた。今回はシングル「Tear Drop」のJ-WAVEヒットもあって、日本でもブレイクした感のあるマッシヴ・アタック。例えば、70年代のバンドが好きで、未だに聴いてるような人って、こういうバンドのことは全然知らないし、聴こうともしていないと思う。でも、プログレじゃないの?これは。聴きようによっては。いや、こう言うと逆に不快に思う人もいるでしょ。でも必要以上に「最先端」だと言ったり新しいジャンル名を作ってやる必要はない。新しいかどうかは問題ではなく、優れた音楽であるかどうかが問題なんだから。間違いなく優れた作品である本作も、あなたは喰わず嫌いで聴き逃しますか?(しんかい)
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