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86年にデビュー以来、カントリーのアーティストというよりはシンガーソングライターとして高く評価されてきたライル。アメリカのルーツに根ざした素朴な音楽と、鋭い歌詞で、どちらかと言うと評論家受けのいい人だった。そんな、作曲家としての評判が高い彼が、敢えて全曲カバーのアルバムに挑んだ。しかも2枚組の大作。ブックレットではほとんどの曲で、オリジナル曲を書いたアーティストと、ライルのツーショット写真が載っている。中には2人で向き合って、ギターを抱えたライルが指導を受けているような場面もある。本作で彼は、自分の音楽のルーツを求めて先人たちの作品に向かい合い、そして実際に彼らに対面し、教えを乞うことで自らの音楽性を昇華させているのだ。その姿勢だけで、私なんかは参ってしまう。偉い!
たとえばタイトル曲なんて、何かをやっていても思わず手を止めて、聴き入ってしまう。カントリーのファンよりはむしろジェームス・テイラーとかあの辺のファンに聴いてみて欲しい。いやーいいもん見っけたわ。(しんかい)
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