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端正なルックスでソロ・デビュー前からグラビア人気が先行していたリル・ゼイン17歳。アナザー・バッド・クリエイションに憧れてラッパーを志すという怪し気なバイオからも実際のスキルは大丈夫?と不安にさせられたが、ようやくドロップされたこのアルバムを聞く限り2パック似のフロウで手堅くキメているので安心して惚れ直し。「リル」と名乗るだけに声に子どもっぽさが残っているのも可愛い。ファーストシングルの「
C allin' Me」ではラテン風のピアノループに乗せて112が「Anywhere」の客演返しでメロウなコーラスを加えている。オープニングを飾るナンバーではベース界からルークおじさんを迎えてかけ声をかけてもらってややイケイケに頑張ってみたり。「Ways
Of The World」ではナスやパフィがサンプリングしてすっかりヒップホップで定番になってしまったスティング「Shape
Of My Heart」使い。「Die Famous」も同じタイプの音使いでちょっとトラックマスターズ風。ジ・アングネッタ・ボーイズ&ダ・ハウグという新人をフィーチャーした「All
About The Fun」は適度にレイドバックしたトラックがなごめる。「Ride On Em」では南部風のアホコーラスに重ねて早口ラップを聞かせている。「作られたラッパー」呼ばわりをされながらもあまり外部のブレーンに頼らずにしっかりした作品に仕上げたのは立派。(中村)
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