LEVERT

THE WHOLE SCENARIO (1997, Atlantic)

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 今年はLevertファミリー、というよりGerald Levertの当たり年である。O'JaysにLevert・Sweat・Gilと客観的に見ていずれも97年のアルバムTop10に入るほどの傑作への参加の他にLevertとしてアルバムを発表しているのだから。はいうものの、本作はメンバー三人のうちLevert兄弟ではない一人、Mark Gordonが半数以上の曲をプロデュース、ということで、先の2グループとはまた異なった趣を醸し出している。3ではラガマフィン的コーラスが背後で聞えてくる。Yo YoとQueen Penを迎えた4、Missy Elliot参加の8、ヒップホップ色が濃い曲が収められている。抑え気味のサウンドがファンクネスを出している6、ループを使っている11、と若々しい今日的な要素がふんだんに取り入れられている。ここに挙げた曲がいずれもMark Gordonによるという事実からすると単なる彼の趣味なのかもしれないが、Levertとしてのカラーは若さである。O'jaysを聴いた後でなくてもGeraldのナンバーが堅い構成のものがばかりなのでそう感じるのである。外であれだけいい仕事をしているGeraldとMark Gordonの関係は一体どうなっているのだろう。(信沢)


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