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LENNY
(2001, Virgin) |
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'00年10月のベスト・アルバムから僅か半年にして発表された、オリジナルとしては通算6枚目。何と自分の名前をタイトルに掲げている。このあたりに今作に対する自身が見られる。ロック色が強くなってきた印象がある。オープニングの「Battlefield Of Love」で聴かせるギター・ソロからして迫力満点。シングルになった「Dig In」もサビはキャッチーだが、ラウドなロック。レニーが、マイアミで銀行強盗と間違われ、警官に取り囲まれて銃口を一斉に向けられた、と言う誤認事件を題材にした「Bank Robber Man」は、怒りと緊張感を持った、テンポの速い激しい曲。逆に、アコースティック・ギターに導かれる「A Million Miles Away」は広がりのあるスローナンバーで、他にも珍しくミディアムなブギを聴かせてくれるなど、レニーの奥深さを味わさせてくれる。演奏は全て生の楽器を使い、大半をレニー自身がプレイしている。それをデジタル・エフェクトを通してミックスするなど、アナログとデジタルを上手く融合する事で、曲に奥行を与え、音が浮き出てくるようだ。確かに、従来のレニーのイメージとは少し違い、アルバム・セールス自体の伸びも期待されたものとは言えないが、躍動感とスケールの大きなアレンジを施して、オリジナル・アルバムとしては、最高の出来ではないか、と思う。(小松)
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GREATEST HITS
(2000, Virgin) |
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89年の衝撃的なデビュー以来、自分のスタイルを貫き通してきた若きロックンローラーが初めて発表したベスト・アルバム。Hot100ヒットは全曲収録され、新たに新曲「Again」も自身2曲目のTop5ヒットになるなど話題もこのアルバムを買うお買い得さも満点。レゲエ・スタイルのように伸ばし、束ねていた髪もこのアルバムを契機にバッサリと切り落とし、むしろ男っぽさがグッと増してきた。曲目は年代順に並べるのではなく、コンセプトを持って並び替えられている。基本的に自作自演のアーティストだが、このベストの中では他者のカバーが2曲。3枚目のアルバムにも収録されたピアノをベースにしたシンプルなバラード「Heaven Help」と、ゲス・フーの「American Woman」。こうして全編を聴き通すとやはりギターをベースにしたロック・アーティストだと今更ながら再認識。逆に違うイメージになるのが最大ヒット曲である「It Ain?t Over ?Til It?s Over」。決して明るさと派手さのあるアーティストではないが、しっかりと自分の道を切り進み、己がスタイルを守って行く姿勢には好感が持てる。そうした意味からも4枚目のタイトル曲「Circus」は収録して欲しかったところ。それまでは斜に構えて見ていただけだったが、この曲で初めて彼の曲をちゃんと聴こうと思えたきっかけの曲でもあったので。そんなクラヴィッツもこのアルバムのラストには思いきりシンセサイズされたダンス・ナンバーを持ってきているところが21世紀に向かう新しい挑戦の意思表示なのかもしれない。(小松)
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5
(1998, Virgin) |
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「強く健康で長続きする恋愛」これがレニーの一番求めているものらしい。レニーのカリスマ性ばかりが近年注目されすぎている感が否めなく、偶像視されてきているところが、僕にとっては好ましくない状況だったので、あるインタビューでのその言葉は、普通の人間としてのレニーを感じることが出来て、嬉しく感じた。前置きはほどほどに本題だ。さてこの作品、リリース直前までデジタルになってすごく変わると噂になっていたので、覚悟を決めた耳で聴いてみると、案外前作の延長路線なのではないかと思ってしまうほど、大きな変化を感じない。何をやってもレニーの声とギターが入れば、強烈な個性のレニー節になってしまう。そんな印象だ。僕はこの作品のことをレニーの最高傑作だとは思っていないが、長く聴くほどに味が出てくる スルメイカ アルバム ? だと思っている。全米チャートでは、前評判が賛否両論を生んだかで不振だったが、ここ日本では来日公演も決まり、まずまず堅調だ。(奥村)
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