KOFFEE BROWN

MARS/VENUS (2001, Arista)


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 2000年「プロデュース業に専念したい」とノーティー・バイ・ネイチャーを脱退したKa y Gee。これまでもジャネイやネクストなどの良質なR&B作品に定評があったが、今回彼が送りだすR&B男女デュオのコフィ・ブラウンもまさにその路線。スムーズかつ情緒豊かに歌う男性シンガーのフォンツはネクストやウィル・スミスのプロデュース経験があり、本作でも数曲で作曲/プロデュースを担当している。メアリーJやSWVのCokoに通じるようなツンとして華のある声を持つ女性シンガーのヴィーは、ネクストの「Too Close」での印象的な女性ヴォーカルパートをはじめ、プロファイルなどの作品で歌声を披露済み。そんな2人が語る15編のラヴストーリーが詰まったデビューアルバム。ここ日本でも好調にエアプレイされていた先行シングルの「After Party」をはじめ、都会の愛を2人の掛け合いで軽妙に綴っていく。同じミディアム・グルーヴ系の男女デュオでは数年前に「Tell Me」のヒットを放ったグルーヴ・セオリーが思い出されるが、アメール・ラリューの儚げな個性でインテリジェントな雰囲気を湛えていた彼らに比べると幾分リラックスした気持ち良さが感じられるのがコフィ・ブラウン。歌詞も近頃のR&Bの流れを組んでやや辛口だが、フォンツのリードが多くなる終盤に近づくと真実の愛に目覚めていく、という流れ。絶妙なグルーヴをまったりと効かせた本作、入れたてのコーヒーとともにどうぞ。(中村)



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