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私は今猛烈に感動している。この人の歌声がまた聴ける、ということだけでなく、ここからは「歌い続けること」に対する強い意思の力がひしひしと伝わってくるからだ。以前にもアルバムを紹介したアイルランドのグループ、THE FAT LADY SINGSのリーダーであった彼の初ソロ作。バンドは2枚目の後、契約を切られ解散してしまったのだが、彼はBOO HOWERDINEを始めとする多くのミュージシャン、友人そして熱心なファンの支援によりこうして自主製作によるアルバムを届けてくれたのだ。本来はもっと広く聴かれるべき優れたソングライターなのだが、こうして作品に接することができるのだからぜいたくは言うまい。心の奥底からしぼり出されてくるようなヴォーカルもドラマチックなメロディーも全然変わっていないのがたまらなく嬉しい。音と言葉の一つ一つを非常に大切にしている彼の作品には作り手と聴き手との距離を限りなく近づける親密さがある。だからこそコマーシャリズムとは無縁のところで多くの人の心を打つ事ができるのだろう。これからもコンスタントな活動を期待したいし、私もどこまでも追いかけるつもりだ。(野坂)
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