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オル・ダーティー・バスタードの「Got Your
Money」にフィーチャーされて個性的なルックスと歌声が注目を浴びたNYハーレム出身の20歳。自身のデビュー作となるこのアルバムのジャケットでは全身ボディペインティングでタイトルの「万華鏡」どおりに色とりどりで登場。「I
hate you so much right now!」と叫びまくるソロデビューシングル「Caught
Out There」はTLCやデスチャと並ぶダメ男disアンセムとして良くも悪くもケリスのイメージを決定づけてしまったが、ちょっと憂いを含んだ声で歌われる14編は時に切なく時に知的に響く。このアルバムを手掛けたのはノリエガ「Superthug」などバウンシーな音満載のトラックに定評があるネプチューンズ。今回もバスドラで刻まれるビートにエレポップ調の音をのせてはいるが、実は使っている音数は少なく、ケリスの個性的な歌を浮き立たせている。意外にも「Get
Along With You」や「Ghetto Children 」のようなバラード曲における音使いはタイトでありながら繊細さを見せてケリスの心優しい一面
を垣間見る思い。マーク・ドーシー以外のゲスト陣はみんなネプチューンズ絡みの新人を起用し、ケリスとネプチューンズががっちり組んで作り上げた密度の濃い作品といえそう。幅広い音楽的バックグラウンドに裏打ちされたボーダレスな感覚ゆえか
U S本国よりUKの音楽誌での評価が高く、NMEなどで表紙を飾ったり2000年を代表するアーティストの1人として名前が挙げられたりしている。(中村)
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