MONTELL JORDAN

LET'S RIDE (1998, Def Jam)

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 今回のアルバムを聴いてやっと前作でモンテルが一皮向けた一つの要素が何となく判った気がする。オープニングの『When You Get Home』を聴いてみるがいい。マーヴィンの『I Want You』を下敷きにしているからだけではなく、モンテルが何とも気持ち良さそうに歌う様はまるでマーヴィンのコピーだ("I'll sing like Marvin Gaye"という歌詞もあり)。そう考えてみると本作は、愛、しかも性愛に重点を置いた男と女のしがらみ、葛藤、懇願といったどろどろした感情の渦巻きを官能的な歌に乗せて描ききったあの名作「I Want You」と同様の試みをモンテルが行った野心作なのである。心意気やよし、でありナイストライ、と言ってあげたい。もちろんモンテル自身自分をマーヴィンに並べて評価させようなどという不遜な気持ちがあるはずもなく、むしろアルバムを通じて感じられるのはマーヴィンに対するモンテルの憧憬、リスペクトであり、その意味で本作はその出来も含めなかなか好感の持てる作品に仕上がっている。マスターPの客演はご愛敬であり、モンテル自身のパフォーマンス姿勢はアルバム全体を通じて一定である。好盤。(阿多)
MORE... (1996, Def Jam)

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  なんだなんだ結構やるじゃん。なんでこんなに急に歌うまくなっちゃったの?さてはファーストの後、ボイトレに通ったな(笑)。てな感じで今回のモンテル・ジョーダンは前作の「曲はかっこいいけど一部ちょっと歌がついていってないなあ」という印象をプロダクションワークの妙でうまく覆してくれた。前作よりアプローチをより軽めのR&Bサイドに取ることによって、自らの声質を十二分に生かせる作品作りに成功してる。やっぱり前作でテディペンの「Close TheDoor」やったりしてたけどえらく苦しそうだったし。やはり本分をわきまえるのが何事も肝心ということか。逆に言えば、自分の本分を突き破るほどのものもないということなんだけど。とはいえ、自作自演プロデュースの楽曲もそこそこのものが揃っており、中でもジョデシィのDeVante Swingとの共作「What's On Tonight」、「Let Me BeThe One」などがよい。(阿多)


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