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BETTER DAYS
(2001, Jive/Zomba) |
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今回のジョーのアルバムはこの前の『My Name Is Joe』に比べてなぜかあまり売れなかった。決してアルバムの出来が悪い訳ではない。シングルになった軽快な「Let's Stay Home Tonight」(ちなみにこの曲、ラストにピーティ・パブロが乱入しながら壊れるワイルドなバージョンも入っている)や、相も変わらずとろけるような「What If A Woman」や、そのものズバリ「I Like Sexy Girls」など今回のメーン・プロデューサーの一人であるオールスターの手がけたナンバーはこれまでのジョーの王道スイート・アーバン路線を手堅く再現しているし、ネプチューンズが手がけながらすっかりジョーの洒脱なミディアムになっている「Isn't This The World」(ちなみにこの曲の最初の5音は『未知との遭遇』のあれ。なかなか面白いアイディアやな)とか、シャギーと子供のコーラスをバックに何やらスキャンダル前のR.ケリーを漂わせるセルフ・プロデュースの「Ghetto Child」、さらには同じオールスターでもちょっとひねってホール&オーツの「Maneater」のフレーズを本歌取りしてちょっとジャジーに締めた「Here She Comes」などそこここに光る楽曲が取りそろえてある。全14曲中6曲のセルフ・プロデュースもそつなく纏めているし。ただしこの前の意外な大ヒット「Stutter」のような爆発的なナンバーがなくて、やや全体的にこれまでの技をなぞってみせるところもなきにしもあらずという感じもあるし、こういう音を厚く重ねながらアーバン風ミディアム・スロウでひたすら攻めるスタイルというのがちょっと飽きられてきているのかも。いろいろ仕掛けを施して工夫してるんだけどね。(阿多)
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MY NAME IS JOE
(2000, Jive) |
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いやあとろけるとろける。「僕の名前はジョーだじょー」((c)しんかい)と甘ーく語りかけるオープニングから官能悶絶のうめき声をバックにとろけるように歌う4曲目の「Table For Two」(これ、子供の前では音出して聴けません、まじで)あたりまで息も付かせず立て続けにディープな男と女の歌が続き、このアルバムは徹底的に愛のアルバムで行くぞーというジョーの気合いが伝わってくる。起用しているプロデューサーは只今ヒット中の「Stutter」を手がけたテディ・ライリーやオールスター、スティーヴ・ハフと一線級ながらそれぞれ持ち味の異なる人達なんだけど、そういうコンセプトをサポートするかのようなドリーミーなサウンドプロダクションで統一されているあたりも感心するが、それぞれの曲のフックが微妙に快感のツボを攻めてくるという楽曲の良さも目立つ。イン・シンクと共演の「I Believe In You」が奇妙に清潔感一杯で違和感がある他は、見事に男と女の危うい関係、というテーマをひたすら気持ちいいうたとサウンドで練り上げたこのアルバム、2000年のソウル・アルバムの中でも屈指の出来だ。(阿多)
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ALL
THAT I AM
(1997, Zomba/Jive) |
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96年にシングルAll The Thingsを大ヒットさせてR&Bシーンを代表するバラードとの評価を得たJoeの待望二作目のアルバムである。のっけからそのAll The〜でスタートするという構成には全篇この調子か、と大いに期待させてくれるが、残念なことにAll The〜的盛り上がりを見せる曲は他になし。ただし、全体を支配するトーンは、あくまでAll The 〜に象徴される甘目路線。そんな中で、 Timbalandを意識したサントラヒット3はやり過ぎの感が拭えないものの曲自体は悪くないこともあり、薬味の役割を果たすという意外な結果をもたらしている。アコギを使ったバラード7、8はBabyfaceを連想してしまうが、重々しい泣きのバラードだけでなく爽やかに聴かせるアレンジもこなせる点は評価出来る。だが、リズムに重点を置きループを使ってストリート感覚を出したかのような6、9、10には違和感が残る。やはり、All The〜のような曲を期待したくなるのだ。聴く側も我がままなものである。(信沢)
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